楽しいSPECTO その5
「評価」について
「PERFORMANCE」の画面の一番下のタブにある「評価」をタップするとこのような画面が開きます。
「評価」では「Ball Performance Test」、「Quick Rank」、「Short Ranking Session」、「Specto Ranking Session」の4つのモードで練習することができます。
この4つのモードの違いは基本的に計測に必要な投球数の違いと後述のpdfでの結果の表示スタイルの違いのみですのでまとめて説明します。
とはいえ難しいことはなくモードをタップで選んで、規定の投球数投球するだけで計測は終了します。
計測結果はアプリのマイセッションから見ることができますし、web上からも見ることができます。結果はpdfファイルをダウンロードすることでみることができますが、プレイヤー名が半角文字でない場合はファイル名が文字化けするので注意しましょう。
Ranking Sessionの結果のpdfファイル
2019年12月13日のアップデート(https://www.spectobowling.com/news/2019/12/13/new-specto-ranking-report)から実装されたRanking Reportの結果のpdfファイルのフォーマットです。
計4枚に分かれており、1枚目はセッションの結果の概要が示されています。2枚目と3枚目は各項目の正確さを見るためのグラフです。4枚目はすべての投球のデータを示した表になります。
基本的に1枚目を見ておけばだいたいのことはわかりますので慣れないうちは1枚目だけ確認すれば良いと思います。左側の図は表のような項目が含まれており、平均値と最大値と最小値の幅(RPMではそれに加えて%表記)が記載されています。
右側は「ACCURACY SCORE」、「POWER SCORE」、「SHOT ANALYSIS」、「YOUR PERFORMANCE RANGES」の4項目について記載されています。主に左の結果のまとめ的な内容になります。
「ACCURACY SCORE」は「ENTRY BOARD」、「BREAKPOINT」、「ARROWS」、「LAY DOWN」の四項目のRANGEの合計で算出されます。全体的にスコアが小さい方が正確性が高く、スコアが大きいと正確性が低いという結果になります。
「POWER SCORE」は球質に関する項目で球速と回転数から球威をスコア化したり、球速と回転数のバランスを見たりしています。
「SHOT ANALYSIS」はボールの軌跡を図表化しています。15feetのあたりでどのどこのスパットを通しているかとか、ボールの軌跡がどのあたりを通っているのかといったことを図示しています。基本的に左の図表と大きくは変わらないのですが、ボールの通過点に特化した図表なのが特徴です。
最後の「YOUR PERFORMANCE RANGES」は総合判定の項目です。各項目がどのくらいのレベルにあるのかが表記されています。アベレージを上げるためにの練習戦略を決めるための参考にも使えます。
この場合では
1. 「LAY DOWN POINT」のブレが大きいので、歩き方を見直したりする必要があるのではないか?
2. 「RPM」の回転数のブレ幅が大きすぎるので、リリースの練習を別途した方がよい
といった練習戦略が立てられるのではないでしょうか?
これ以外にも様々な見方ができるとは思いますが、自分のアベレージとこの結果を比較することで自分の足りないところやアベレージにしてはうまいところなんかを見いだすことができるのではないでしょうか?
最後に注意点
最後に注意点です。
これらの結果の正確性を検討するにはもちろん同じラインを意図して投げるとうことが、重要ですので極端な話ストライクにならなくても狙ったラインと同じラインを繰り返して投げる必要があります。
また、コンディションが変化することによるボールの軌道の変化は投球者やボール以外の要因で変化していることも考えられますので結果の解釈には注意が必要です。
これらのことを考慮せずに「評価」をした場合誤った結論を導く可能性がありますので注意が必要です。